更新日:2026/4/30
突然ですが、「光コラボ」って聞いたことありますか?
現在、多くのご家庭や企業で使われているインターネットの契約方法の一つ
正式名称を「光コラボレーションモデル」と言います。
「その、なんたらコラボって、一体何?」という方が大多数かと思いますので、
今回は【光コラボレーションモデル】を解説していきます!
2015年2月、当時の私はNTTの代理店として、フレッツ光を販売していました。
売上も順調に伸びていた矢先、天下のNTT様が突然、

もうフレッツ光は積極的に売りません!



えぇ!!!???
あのときは業界に大激震が走り、私自身も事業部の売上が3分の2にまで落ち込み、
涙で枕を濡らしたことを今でも覚えています。
この記事では、「光コラボ」の仕組みや提供会社の特徴、NTTのフレッツ光と何が違うのかを比較しながら転用・事業者変更(業界用語でごめんなさい)の流れまで、分かりやすく解説していきます!!!
分かりやすくなかったら、是非、愛のあるコメントをください。
自己紹介



こんにちは!山本と申します。
通信業界に携わって約20年、ビジネスフォンやOA機器、ホームページの制作・運用、そしてインターネット回線のご案内など、幅広い分野で経験を積んできました。
現在は名古屋を拠点に、インターネット・Wi-Fiのサポートやコンサルティングを行っております。
個人のお客様から法人様まで、それぞれのご要望や利用環境に合わせて最適なインターネット・Wi-Fi環境をご提案し、実際の設定や接続サポートまでしっかり対応しています。
「何を選べばいいのか分からない」「もっと快適に使いたい」そんな時は、どうぞお気軽にご相談ください。
光コラボとは?その仕組みを解説
「光コラボ(光コラボレーションモデル)」は、
2015年2月にNTT東日本とNTT西日本が光回線の卸売を開始したことにより誕生した
新しい販売形態です。
これまでは、インターネット回線といえばNTTの「フレッツ光」を契約する方が多かったのですが、「光コラボ」の登場により、NTTから回線を借り受けた光コラボレーション事業者が、自社ブランドとして光回線のサービスを提供できるようになりました。
この仕組みにより、光コラボレーション事業者は、自社のサービスと組み合わせた独自プランを展開できるようになり、ユーザーにとっても選択肢が広がる結果となりました。




光コラボが生んだ通信業界の変化
NTTは通信業界の圧倒的な最大手であり、業界内では「お殿様」とまで言われることもあります。
かつては国営企業でしたが、現在も日本政府が株式の3分の1を保有しており、極めて特殊な立場の企業であることに変わりはありません。
つまり、“国営企業”のようなもの!
誰も逆らうことはできませんし、そもそも逆らう気にならないのが正直なところです。



ライバル関係にあるように見えるKDDI(au)でさえ、実はNTTの大口顧客!
理由は、auひかりがNTTの「ダークファイバー(使われていない光ファイバー)」を利用しているため、その使用料をNTTに支払っているからです。
NTT法の制定
あまりにも大きく、強すぎる企業であるがゆえに、独占を防ぐ目的で
「NTT法(日本電信電話株式会社等に関する法律)」という法律が存在します。



一企業のための法律なんてあるの!?
初めて聞いたときは冗談かと思いましたが、実際には1985年の民営化に伴って制定された、れっきとした法律です。
NTT法(日本電信電話株式会社等に関する法律)の詳細はこちら
(出典元:e-GOV法令検索 -日本電信電話株式会社等に関する法律- 2025/7/11)
この法律があるため、NTTは「光回線」と「ISP」や「携帯(ドコモ)」をセットで割引提供することができませんでした。
※ISP:インターネットサービスプロバイダの略、以下ISPと表記します。
一方、KDDI(au)は2012年から「auスマートバリュー」などの回線×携帯のセット割を実施し、NTTのシェアを徐々に奪っていたと考えられます。
光コラボレーションの開始
この制度により、NTTの子会社である「ドコモ光」とドコモ携帯のセット割引が実現。
光回線市場と携帯市場の健全な競争が生まれ、ユーザーにとっては選択肢が増え、料金やサービス内容も多様化しました。
結果的に、これはNTT自身の業績にも大きく貢献し、導入初年度は過去最高益だったとも聞いています。
その後も、光コラボ事業者の販売は好調を維持し、NTT本体はフレッツ光の提供対象を法人顧客にシフトさせながら拡大を続けています。



ちなみに電力系光やauひかり、NURO光やケーブルテレビの光は光コラボとは全く関係ありません。
あくまでも、卸にて提供されているNTT回線を利用したサービスです。
保守管理
光回線の工事や保守管理はどのサービスを申し込んでもNTTが行います。
その他の業務(営業・お客様対応・料金収納・工事手配等)は光コラボ事業者が行います。
保守管理はNTTだから、インターネットが繋がらない時はNTTに電話すればよいのかな?と思う方がいるかも知れませんが、NTTのフレッツ光を契約していれば対応してくれます。
光コラボを契約している場合は、その契約先に問い合わせを行うと、契約先の光コラボ事業者からNTTへ連携し修理故障対応をする流れです。


良い点・悪い点
良い点では、スマートフォンとセット割引が受けられるプランや、オンラインゲーム向けのサービスなど利用者のニーズに合わせた多彩なサービスが出てきました。
しかし、悪い点では、契約した光コラボによってはインターネットやWi-Fiが遅い、解約したいけどなかなか解約ができない、不要なオプション料金が発生する、強引な勧誘などが多発しています。
また、どちらが修理故障対応するまで早いですか?とよく聞かれますが、
個人的にはNTTフレッツ光の方が直接対応してくれますので早いと感じています。
光コラボを提供する事業者とは?
光コラボ事業者とは、NTT東西から光回線を借り受け、自社ブランドとして光回線サービスを販売している企業のことを指します。
主にプロバイダ事業者や携帯電話キャリアが中心となっており、SoftBank光、ドコモ光、ビッグローブ光などは加入者も多く、有名かと思います。
ちなみに、NTT西日本が認可している光コラボ事業者の数は年々増えており、現在は530社もあります。
さらに、光コラボ事業者のサービスを利用して、別の名前で自社商品として提供している会社は561社と、まさにカオスな状況です。



例えば、GMOインターネットグループが提供する光回線のサービスですが、GMO×ドコモ光(光コラボ)・GMOとくとくBB光(光コラボ)・GMO×auひかりと光回線だけでも3種類を提供しています。また、とくとくBBは料金が2種類あります。複雑ですね~!
20年以上この業界にいる私ですら、多すぎてわからないサービスも多いのが現状です。勉強します!!
引用:NTT西日本の公式HP
光コラボ事業者一覧
光コラボ事業者のサービスを利用しているサービス提供事業者一覧
※認可だけ取得し、実際に稼働していないケースや、顧客の囲い込み戦略として提供されている事業者も多く存在します。特に法人系光コラボでは、そのような動きがみられますね。



「法人系光コラボ」は私が勝手にそう呼んでいるだけで、正式な用語ではありません。実はとんでもなく闇深い市場なんですが、また別の機会に解説したいと思います。
光回線のスピードに関わる公式
「どこで契約してもインターネットのスピードは同じでしょ?」
と思っている、そこのあなた!!!
答えは……NO!!!ですよ。
私が勝手に使っている、光回線のスピードに関わる公式を特別にお伝えします。
光回線の品質 × ISP × 周辺機器(ルーター・HUBなど) × 使用する端末(PCやスマホ)
光回線の品質はNTTがある程度は担保していますが、それ以外の要素は担保していません。
また、回線の品質も重要であるサイトで計測すると、工事を行った光回線の品質自体も確認することができます。
品質が悪いと、速度にも影響するので重要なんです。
ご存じの方も多いと思いますが、光回線でインターネットを利用するには、ISP情報を周辺機器(ルーター)に保存・設定し、常時接続状態で使う必要があります。
そして、この重要なISPの手配を行っているのが光コラボ事業者です。
個人向けサービスを提供している多くの光コラボ事業者は、「回線 × ISP」をセットで手配してくれますが、法人向けの光コラボ事業者では、回線のみを提供し、ISPは別途契約が必要な場合もあります。
……ややこしいったらありゃしない!!
話が脱線しましたが、ISPもインターネットのスピードにとって重要な要素です。そのため、非常に低価格な光コラボサービスは、スピードが遅いというケースもあります。
「安かろう悪かろう」ということわざが、かなり当てはまる業界でもあります。



「安かろう悪かろう」とは、物やサービスが安い場合、それに見合って品質も悪いことが多い、という意味のことわざです。安いものには、それなりの理由がある、という意味で使われます。
ただし、【料金が高いからスピードが速い!】というわけでもないため、サービス選びが難しいのも事実です。
光コラボの申し込みパターン3種類
光コラボのサービスでインターネットやWi-Fiを利用するときの手続きには、
「転用」「事業者変更」「新規」の3つのケースがあります。
ちなみに、「転用」「事業者変更」「新規」はただの用語ですので深い意味はありません。
それぞれのパターンについて詳しく見ていきましょう。
転用の流れ(フレッツ光から光コラボへ乗り換え)
現在NTT東日本またはNTT西日本の「フレッツ光」を利用している方が、光コラボ事業者へ乗り換える場合は「転用」という手続きを行います。
手順は以下の通りです
NTT東日本:0120-140-202
NTT西日本:0120-553-104
営業時間は9:00~17:00まで。WEBからの取得も可能ですが、その際にはお客様番号が必要です。
ただし、現在利用中のプロバイダ契約は自動解約されない場合があるため、別途ご自身での解約手続きが必要です。解約漏れにはご注意ください。なお、違約金が発生することもありますので、切り替える前に事前の確認をしておくことをおすすめします。
転用承諾番号を第三者が代行手配をするケースがありますが、これはルール違反!!!発覚すれば営業停止処分などの処罰対象となります。
「転用番号はこちらで取得しますね~!」などと提案してくる代理店には、悪質な業者が多いため注意が必要です。
事業者変更の流れ(光コラボから別の光コラボへ)
すでに光コラボサービスを利用していて、別の光コラボ事業者に乗り換えたい場合は「事業者変更」という手続きになります。
手順は以下の通りです。
転用と同様、乗り換え元のプロバイダサービスなどが別途契約されている場合は、個別に解約する必要があります。
転用承諾番号と同様に【事業者変更承諾番号】を第三者が代行手配をするケースがありますが、
これはルール違反!!!発覚すれば営業停止処分などの処罰対象となります。
「事業者変更承諾番号はこちらで取得しますね~!」などと提案してくる代理店には、悪質な業者が多いため注意が必要です
新規申込みの流れ(引っ越しや他回線からの乗り換え)
引っ越しや、フレッツ光や光コラボ以外のインターネット回線から光コラボに切り替える場合は「新規申込み」となります。このケースでは、「転用承諾番号」や「事業者変更承諾番号」の取得は不要です。
手順はシンプルで、
以上!!
新たな回線の工事が必要となるケースもあるため、開通までに時間がかかる可能性がある点も念頭に置いておくとよいでしょう。
なお、地域や物件状況、地域にもよりますが申込してから最短で10日~3か月程度かかる場合もございます。
商品も多様にありますので、選ぶのに一苦労します。



何を選んで良いかわからない!と迷える子羊のあなたは、弊社に連絡くださいね!!
【まとめ】光コラボは“選べる時代”の光回線。
だからこそ、自分に合った選択を
光コラボレーションモデルの登場により、私たち利用者は「どこで光回線を契約するか」を自由に選べるようになりました。スマホとのセット割引、ゲームや動画視聴に強い回線、高齢者でも使いやすいサポート重視のサービスなど、各社が工夫を凝らしたプランを展開しています。
一方で、サービス内容やサポート品質には差があり、「安いから」「有名だから」だけで選んでしまうと後悔することもあります。だからこそ、“選べる時代”には正しい情報と自分のニーズに合った視点が欠かせません。
この記事が、あなたにとって本当に満足できる光回線選びのヒントになれば幸いです。
もし迷ってしまったら、どうぞお気軽にご相談ください。一緒に最適な回線を見つけましょう!!
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